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2016年のFirebird, 3.0とともに

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本エントリはFirebird Advent Calendar 2015 最終日のエントリです。

去年の同日に以下のような記事を書きました。

2015年のFirebird


とりあげたトピックは次の三つでした。

1.Firebird 3.0のリリース
2.LibreOffice Baseへの組み込みと拡散
3.より容易な開発・組み込み・配布


今年はどうでしょうか?

まず1.Firebird 3.0のリリースは残念ながら2015年に果たすことはできませんでした。ようやく2015年後半にRC1がでただけです。しかしながらさすがに2016年中にはでるでしょう。(というか、でることを期待します)2010年以降のオープンソースRDBMS御三家とSQL標準のリリースは次の図のとおり。



2.LibreOffice Baseへの組み込みと拡散
 LimbreOffice 4.3からFirebirdを選択することができましたが、最新版の5.0.x系列(2015-12-25時点では5.0.4)では残念ながらまた「実験的な機能」になってしまったようですorz

起動後すぐには選択できませんが、起動後以下の設定をすると次回から選択利用できるようになります。

オプション - LibreOffice - 詳細
実験的(不安定)なオプション
実験的な機能を有効にする(B)

現状LibreOfficeバージョンは次のとおりですが、5.1.0ではまた通常機能に入るように活動が必要ですね。

LibreOffice 4.4.7
LibreOffice 5.0.4 <-- Here
LibreOffice 5.1.0

3.より容易な開発・組み込み・配布
 nakagamiさんを含め、各開発者の貢献により、ドライバも滞りなく3.0対応ができそうです。多謝。

Firebird自体はコンパクトでよいRDBMSですが、利用者を増やすには、もう少しユースケースや、フレームワーク対応を真剣にしないと難しいと感じています。特に今MySQLやPostgreSQLが行っている機能のうちGIS, JSON,全文検索などは、組み込まれるとうれしい人が多々いるんじゃないかなー、と思いつつ本エントリを終了します。

メリークリスマス!

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